30代半ばのモヤモヤ
最近、「会社員」であることにモヤモヤします。
やっぱりクリエイティブなコトがしたい。
『こんなことが許されるのは20代までだ』といわれていますが、雑誌で同年代が映画監督やアーティストとして活動しているのが取り上げられていて、その記事を読む度に、凄く羨ましく思います。
先日の中山七里さんの講演会。
40代でサラリーマンを辞め、作家としてデビューした人を見ると、「まだまだ諦めるには早い」と感じ所があります。
意外に思えるかも知れませんが、小中学生の時は、美術や工作の授業が好きで、「作品を作り上げる楽しさ」を覚えました。
当時の作品が実家に残されていますが、今の自分では考えられないような独創的な作品が多く、今の硬い頭では作れないようなものばかり。
「グシャグシャに丸めた紙」を木を彫って作ったり、人の形をしたバターナイフだったり、宇宙と空の境目を絵に書いたりしていました。
その頃は、「こんなもの作ったら面白いな!」という発想力があったので、色々なものが降って沸いて来ましたが、今では遊び心が皆無になってしまったので、あの頃のような発想に富んだものができない気がします。
何より、「作品を作る」ということが、時間も労力も要ることなので、なかなか腰を据えて取り組めないのが現状です。
ただ、何気ない平凡な日々を過ごしていると、
「ヤバイ!このままで良いのか!?」
と、自分の中で切羽詰まった気が起こります。
そう考えて、焦ったりすることがありますが、「何を創るの!?」と問われると、答えることができません。
これという目標もなければ、発想力が落ちて来ているのは否定できません。
発想力が落ちてるのは、小中学生の頃の「毎日が新しいことの繰り返し」だった日々から、「毎日変わらない平穏」に変わってしまい、「こうだったらいいな!」「未来はこうなるだろう!」ということを一切考えなくなってしまったのがありますね。
丸めた紙の彫刻は、紙は木からできてることを学校の授業で教わって連想したし、宇宙と空の境目の創造画は、オゾン層を教えて貰って描いた絵なので、学校の授業だったり、テレビゲームや漫画、親や友達との話。色々と新しいことに触れて行くことが大切な気がしました。
良く「体育会系」「理数系」などの「~系」で得意不得意を分類しますが、自分は、コトあるごとに「作らなくちゃ!」「生み出さなきゃ!」と思う所があるし、会社員であることに疑問を感じる。芸術的な活動をしている人を見ると羨ましく思う点では、「文化系」が根にある気がします。
1984年生まれ。
プロ野球選手でいうとオカワリ世代。
松坂世代のような豊作ではないし、大谷世代のような数多くのアスリートが揃う訳でもない世代です。
前後の世代を見ると、ちょっと頼りない世代。
だけど、映画や音楽で活躍している人が多い世代で、体育会系より文化系な世代。
「親」ということもあるので、なかなか「会社員」という名から逃れられませんが、創ることへの情熱を燃やしてみたいと思うこの頃です。