変身資産 / LIFE SHIFT

リンダ・グラットン「LIFE SHIFT」を読んで行くと、Z世代(2021年に11~25歳の世代)について、「5.0シナリオ」というこれまでの世代が経験しないような「生き方」をシミュレーションしています。

 

私は、Y世代(1981~1990中盤に生まれた世代)ですが、Y世代についても、それより前の世代とは異なる生き方「4.0シナリオ」が想定されています。

 

つまり、今までの会社員の在り方

『高校・大学 ⇒ 企業勤め ⇒ 引退』

の3段階では、長寿化・少子高齢化に伴い、引退後の暮らしが、非常に貧しいものとなることが提起されています。

 

このシナリオを読んだ時は、かなり衝撃的でした。

 

4.0シナリオ」や「5.0シナリオ」では、会社員の後の引退は考え難く、もう一つ・二つの段階を経て、引退に到達する訳です。

 

そして、このシナリオをクリアするためには、有形資産、かつての定義の無形資産(仕事、健康、友人関係)だけでなく、「変身資産」という新しい資産が必要になって来ます。

 

変身資産」の重要性は、「LIFE SHIFT」を読むと分かりますが、4段階、5段階の移行に必要な能力であり、「3.0シナリオ」の想定で進むことを考えている以上、身につきにくい資産であることが分かりました。

 

では、「変身資産」はどのようなものなのか?

 

それは「LIFE SHIFT」に記載されていますが、どのように分析し、身に着けるかは記載されていませんでした。

 

4.0シナリオ」に移行するためには、

変身資産」を増やすために、これからどう考えて行動して行くか?

 

答えは記載されてませんが、自分なりに考える必要があり、非常に良く考えさせられる内容でした。

まだ、変身資産を増やすには、時間がありますので、自分なりの答えを探してみたいと思います。