WORK SHIFTとナルシズム

諸事情により、「悪性のナルシスト」や「ソシオパス(サイコパス)」に興味を持ち、ビル・エディ「危険人物をリーダーに選ばないためにできること」から、過去に「ナルシスト」や「ソシオパス」の心理と歴史を勉強しました。

 

「ナルシスト」や「ソシオパス」の勉強は、私の勉強の本質ではないため、一旦、終了となりましたが、リンダ・グラットン「WORK SHIFT」にもナルシストというワードが登場して来たので、若干興味が沸きましたので、「WORK SHIFT」と「ナルシスト」について深堀してみようと思いました。

 

「WORK SHIFT」は、2012年に書かれた本ですが、今も人気の本です。

2025年の働き方を未来図が書かれた本です。

 

その中で、「繁栄から締め出される未来」という、かなり現実的な未来図の中に、ナルシズムが生まれることが記載されていました。

 

AIやロボットの登場により、仕事を失う人のネガティブな未来図です。

 

これにより、格差社会が広がって行くのですが、繁栄から締め出された人々は、劣等感と恥の意識が強まることにより、ナルシズムが広がることを予想しています。

劣等感を補うために、何らかの方法で他人よりも上位に立とうとする人が増え始めることは、確かに容易に想像できる気がします。

 

つまり、ナルシストが増える傾向の特定領域は、繁栄から締め出された領域となる可能性が高いことを示しているように感じます。

 

ビル・エディの「悪性のナルシスト」や「ソシオパス」が「対立性の高いパーソナリティ」を持っていることで、多くの人が犠牲に繋がった歴史の例を見ると、まさに繁栄から締め出された国が、ナルシストを求め、ナルシストが支配し、ナルシストにより多くの犠牲を払っている傾向があります。

 

職場でナルシストが増える組織は、繁栄から締め出されている可能性があるのかも知れない。

停滞を続けている組織なのかも知れない。

 

そう感じる内容で、「自分は、常に向上心を維持したい」と思いました。

ただ、どこに向かって向上するかは、まだ答えが出ていないので、引き続き、模索して行きたいと思います。