世界陸上2022
「世界陸上2022」が終わりました!
長距離を中心に色々なレースを見ました。
どのレースもハイレベルで面白く、甲乙つけ難いのですが、「女子5000m決勝」は最後まで目が離せないレースでした。
東京五輪の前、田中希実選手が注目されるようになってから、トラックの面白さが分かりました。
それまで5000mと10000mの違いが分かってませんでした。
男子の場合、両方ともM・ファラーが優勝するので、2種目が分かれている意味を理解できてませんでした。
けど、田中希実選手が出て来てから、日本の5000mを見るようになって、5000mの面白さを感じるようになりました。
1500mが得意な選手は、最後にスピードを活かして勝ちたいし、10000mの得意な選手は、早めに逃げておきたい。
5000mってレースの主導権を握った選手が勝つところが面白いんですね。
この女子5000m決勝は、この醍醐味が分かるレースでした。
爆発的なスピードを持つオランダのハッサン選手。
ハッサン選手がいると、レースの行方が最後まで分かりません。
スタミナあるギディ選手は、早めにハッサン選手を引き離したい所で、中盤にぐいぐいペースを上げて行きます。
陸上は不思議なことに、一度、前の選手と距離ができると、付いて行くことができなくなるので、一度でも離してしまえば、ギディ選手は圧倒的に有利です。
ハッサン選手か、ギディ選手か、注目される2選手がハラハラの展開を作りますが、最後は、スピードあるツェガイ選手がひっくり返して終わる結果になりました。
5000mは面白いですね。
田中希実選手も、多くの人の期待通り、世界トップの15人の中に入って来たので、ホント感動しました。
2025年は世界陸上が日本で開催されるらしいので、3年後が楽しみです。