トヨタ生産方式 / 大野耐一(3)

大野耐一著「トヨタ生産方式」の第三章は濃いですね。

 

 

Try&Error」と「海外で受けた刺激」について読み解きました。

 

私は、スマートに実験することができず、「Try&Error」が多い人間です。

何十回もの実験を経て、上手く行くようなことが多く、1発で上手く行くようなことは滅多になかったし、Try&Errorこそが開発と思っていたので、「トヨタ生産方式」に書かれている自動車産業の立ち上げに苦労した話は大変感動・共感しました。

 

トヨタも何度も「Try&Error」があったのだろう。

そう読みました。

 

社会人になって驚いたことは、デスクに向かって何も手を動かさない人を見ました。

Tryをしない理由なかりを考える人もみました。

やってもいないのに、「理論的にできない」などと即答する人もいました。

これは一生新しい物ができないと感じました。

 

私は、Try&Errorができる人が技術者だと思っています。

周りの全く実験をしない人達に「ミスが多い」と言われたこともありましたが、デスクに向かって、永遠とネットや本で調べものをし、理屈をこねくり回している人よりマシだと思っています。

 

今のトヨタは分かりませんが、立ち上げ当初のトヨタからはパワーが溢れているように感じる内容で、非常に勇気づけられる中身でした。