サブマリン / 伊坂幸太郎

最近は、ラジオ英会話のテキストを読む時間が多く、あまり文庫を読む時間がありません。

東野圭吾ナミヤ雑貨店の奇蹟」以来、ようやく1冊を読み終えました。

 

井坂幸太郎「サブマリン」です。

 

本屋のPOPに「あなたも井坂ワールドを感じよう!」と書いてあって、思わず手に取った1冊です。

井坂幸太郎」という名前を知っていたものの、今まで読んだことがなかったので、このPOPを機に読んでみました。

 

話は、家庭裁判所調査官が無免許運転で大事故を起こした少年と接する話。

上司と一緒に少年と向き合っていく中で、少年犯罪について考えさせられるような内容です。

 

この「サブマリン」を読んでいるうちに「井坂ワールド」がなんとなく分かった気がします。

独特のテンポと表現。

不思議な展開が「井坂ワールド」なのかも知れません。

 

もし東野圭吾が、この小説を書いていたら、もっと違う表現で、違う展開を出しているだろうと感じるところがあります。

勿論、ミステリー小説ではないので、展開は全然違うのは当たり前ですが・・・。

 

井坂幸太郎「サブマリン」。

まだちょっと私には慣れない井坂ワールドがあり、読書の視野が広がりました。

読み進めるのに時間が掛かりましたが、また買って読んでみたい作家の本です。