ナミヤ雑貨店の奇蹟 / 東野圭吾
東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇蹟 」を読みました!
大きな感想は、やはり「東野圭吾らしい展開」でした。
点と点が繋がって行く展開で、最終的に全ての点が繋がる。
まさに東野圭吾の得意とする展開でした。
今回の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、角川書店から出版されていることもあるせいか、若干角川風な作風でした。
実際あり得ない時空を超えた「奇蹟」を起こすことによって、ある人々が悩みを打ち破り、真っすぐに人生を進むことができる話です。
ただ、このファンタジーぽさが自由度を増しているせいか、東野圭吾の小説に新しさを感じました。
やっぱり、この人の「心を掴む文章」は凄い!
ああ、結局上手く行かなかったのね。
けど、頑張れて良かった・・・。
と、小説の中の登場人物に同情してしまうような展開と文章。
ファンタジーの出せる世界観。
これは、名作に数えられる小説だと感じる1冊でした。
偶然、この週にテレビで「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の映画が放送されていました。
正直、原作には勝てない気がしますが、一応、録画。
映像として、どんな感じに仕上がっているか楽しみです。