ビル・エディ「危険人物をリーダーに選ばないためにできること」
最近、専門書を読むのに時間を掛けており、なかなか読書のページが進まない状況です。専門書の休憩に別の本を買って読み始めました。
ビル・エディ「危険人物をリーダーに選ばないためにできること」です。
作者のビル・エディさんは、弁護士と臨床ソーシャルワーカーという職業の中で、ナルシストやソシオパスについて研究をしている方です。
その中でも、対立性の高い「対立屋」について、研究し、本書で意見を記載しております。
私自身も、「対立屋」というカテゴリーに当たる人物が身の回りにいて、悩む時期がありました。
「なぜ、対立する立場でない人間までに喧嘩を売って来るのか?」
「一体、何が目的で対立して来るのか?」
「頼むから、巻き込まないで欲しい」
日々、この思いから、抜け出せず、困り果てていましたが、それらの答えが、この本に書いてありました。
本を読む中で、
結局、「対立屋」は、誰にでも「対立」を行い、どんなに対立屋にとって近い人間であっても、「対立」を繰り返すことが良く分かりました。
ある種、「対立屋は全てが敵なのかも知れません。」
「対立屋」を「私」という一つの側面からしか見ていませんでしたが、結局、その側面は、家族や親友を含んだ多くの人からも「対立屋」であるようです。
そして、「対立屋」には、問題点があります。
それが、周りの人間に架空の問題を提言し、解決に向かわせるためには、自分しかいないように思わせるような立ち振る舞いをすることです。
だからこそ、「対立屋」には、騙される人が多いのです。
この本は、久し振りに面白い本と感じる本ですね。
更に勉強して行きたいと思います。